平成30年 地域安全作文 入選者

1.小学生の部(敬称略)
最優秀 いわき市立平第一小学校 6年 湊 一真 割れ窓を許さない
優 秀

優 秀
優 秀
国立大学法人
福島大学付属小学校
白河市立みさか小学校
会津若松市立行仁小学校
2年

4年
4年
長谷川 慶佑

関根 綺花
照井 ちひろ
たくさんの人の目がぼくらを守る

安心してくらせる街
こんなルールがあったらいいな
佳 作
佳 作
佳 作
佳 作
佳 作
川俣町山木屋小学校
白河市立白河第五小学校
小野町立小野新町小学校
小野町立夏井第一小学校
会津若松市立城北小学校
6年
1年
6年
4年
6年
菅野 陽向
菊地 結斗
長谷川 ゆり
今泉 一耀
小竹 璃音
ぼくの祖父のパトロール
おじいちゃんはみまもりたい
地域みんなで安全な街づくり
みんなでつくる安心安全
私の町の安全
2.中学生の部(敬称略)
最優秀 いわき市立泉中学校 3年 鈴木 佳乃 なりすまし詐欺師の意図を探る
優 秀
優 秀
優 秀
桑折町立醸芳中学校
郡山市立熱海中学校
いわき市立泉中学校
3年
3年
3年
松原 陽向
米山 海
根本 隆太郎
大切な個人情報
三つの力
子ども食堂と地域の安全
佳 作
佳 作
佳 作
佳 作
佳 作
福島市立福島第四中学校
二本松市立東和中学校
郡山市立郡山第四中学校
塙町立塙中学校
いわき市立泉中学校
1年
1年
3年
1年
1年
佐藤 美緒
佐藤 歩
田中 茉由菜
斉藤 里菜
鈴木 暖乃香
なりすまし詐欺被害対策
地域のみんなでみんなを守ろう
まず、挨拶から
犯罪をなくしていくために
笑顔あふれる安全安心な私の地域
 
小学校の部 最優秀賞
 ぼくの登校班には、毎朝、地区の見守り隊の方が集合場所に来てくれて、集団登校を見守ってくれます。それだけではなく、登校班のみんなの様子を気にしてくれていて、元気がない子、眠そうな子などには特に声をかけてくれます。ぼくは、野球のスポーツ少年団に入っていますが、週末の練習や試合で疲れているときには、見守り隊の方への朝のあいさつがおろそかになってしまうときがあります。そんなときは「眠そうだな。大丈夫か。」などと声をかけてくれます。見守り隊の方は平日だけではなく、週末に行われる学校行事の時にも見守りをしてくれます。小学校に入学してから、当たり前のことのように感じていますが、両親はとてもありがたい活動だと言っています。

 父は、ぼくに「割れ窓理論」という理論があるということを教えてくれました。割れた建物の窓を放置していると「誰もこの地域に関心を払っていない。」というサインになり、犯罪を起こしやすい環境を作り出すという考えだそうです。そのため父は、地域でいっせい清掃をしたり、のびた草を切ったりして、地域をきれいに保つことは、犯罪や非行のない安全な生活には必要なことだといいます。

 ぼくは、父の話を聞いて、見守り隊の方の活動もぼくたち小学生の安全な登校を見守ってくれるだけでなく、地域に関心を払っている人がいることを示す意味でも役立っているのだと思いました。

 新聞かテレビで、毎日のように犯罪のニュースが報道されています。幸いぼくの身の回りでは、このような犯罪が起きたということは聞きませんが、それは見守り隊の方をはじめ、地域の人たちが地域に関心をもって、地域をきれいに、そして安全に保ってくれていることのおかげだと気づきました。

 地域に関心をもって、地域をきれいに保つことは、ぼくにも協力することができます。地域の人と元気に挨拶をする、落ちているゴミを拾う、地域の活動に参加するなどです。地域の安全は、地域の人々の協力でなりたっていることを心に留めて、地域の人達が安心して、安全に暮らせるようにぼく自身も協力していきたいと思います。

※原文のとおり


中学校の部 最優秀賞
  「もしもし、お母さん。オレだよ、オレ。」今では知らない人はいない、オレオレ詐欺。これは特殊詐欺、いわゆるなりすまし詐欺の中でも最も代表的なものである。テレビやポスターでも被害防止の呼びかけをしているところをよく目にする。今さらそんなわかりやすい詐欺に引っかかるわけがない、と、私は思っていた。しかし、この作文をきっかけに調べてみると、なりすまし詐欺の中で最も被害件数が多かったのが、このオレオレ詐欺だった。そのうえ、こんなに呼びかけられているにもかかわらず、平成二十二年以降、被害件数は増加し続けている。これは一体どうしてなのだろうか。

 その理由は、犯罪者の目線で考えてみればすぐにわかる。もし、私が犯罪者だったらどうするか。さすがに私もバカではないので、こんなにも有名になっているオレオレ詐欺を、ただ繰り返していたって誰も引っかからないことぐらい分かってる。じゃあどうすればいいのか。そんなの簡単だ。やり方を変えればいい。いきなり電話して「オレだよ、オレ。悪いんだけど金貸してくれない。」なんて言うのはバカにもほどがある。そんなのいくらなんでも引っかかるわかがない。だから、もっと〝息子らしさ〟を見せることが鍵だ。両親を気遣う言葉をかけたり、最近風邪気味だ、などと両親の心配をあおるためだけに電話をかける。その後しばらくしてから、「会社のお金を紛失してしまった。」など、本題を切り出す電話をかける。これならどうだろう。一度息子だと思い込んでいるので、次の電話に対する抵抗が減ってしまうのではないだろうか。実際に、オレオレ詐欺はこのように巧妙化しているので、被害件数が増え続けているらしい。

 つまり、犯罪者達は私たちがよりだまされやすいように、私たち目線で新たな詐欺の手法をつねに考案し続けている。それなのに私たちは、被害者側か客観的に見た第三者の視点でしか、この問題を考えようとしない。そのままでは、本当にこの犯罪からみんなを守ることはできないと私は思う。したがって、私たちも犯罪者の視点で物事を考え、彼らの意図を理解し、その罠を逆手にとって対策を考えなければ、いつまでたっても私たちは、彼らにだまされ続けてしまうのではないだろうか。

 以上が、私がこの作文を書くことをきっかけに、なりすまし詐欺について考えた結果である。つまり、この問題を解決し、新たな被害を防止するためには、犯罪者の視点で考え、彼らの意図を理解し、その罠を逆手にとって対策を考えることが必要であると、私は考える。

 また、家族の間でひんぱんに連絡を取り合うことも、被害防止につながるそうなので、祖父母と連絡をよく取るようにしていきたい。

※原文のとおり