本郷こまわり隊は、平成16年に旧本郷町で結成されましたが、会津美里町に合併となってからも活動を継続し、現在は西田健隊長以下36名の隊員で組織されています。
同隊は、子どもたちの安全・安心を確保するための自主ボランティア団体ですが、「出来る時に、出来る人がする」という無理のない基本姿勢の下、子どもの見回り活動やパトロール活動、そして、地区の祭礼や各種行事などでは、警察や学校などと連携した防犯活動を行っています。また、年金支給日における金融機関でのなりすまし詐欺被害防止広報活動など、高齢者に対する防犯啓発活動なども実施していま す。
団体発足から15年以上が経過し、本郷こまわり隊の活動する姿は、青いのぼり旗とともに、地区の住民にとって身近な存在となっています。
新型コロナウイルス感染症の影響から活動の回数は減っていますが、隊員それぞれが、「犯罪のない、安全で安心な地域づくりを担う」といった意識を持ち、今後も地域の安全と安心に貢献することを誓っています。
塩川地区万引き防止パトロール隊は、平成26年に、喜多方警察署の指導の下、高齢者の万引き防止を目的に発足しましたが、時間の経過とともに自然と活動が停滞していく組織が多い中、防犯協会塩川支部長等4人が中心となって活発な活動を継続し、先日、地区防犯協会連合会から、防犯功労団体として表彰されました。
令和3年8月25日には、月例活動として、隊員がドラックストア等を巡回し、買い物客や店員に万引き防止を呼びかけました。また、この日は、2学期初日ということもあり、塩川小学校周辺での児童の見守り活動を他の防犯ボランティアと合同で実施しました。
桑折地区防犯指導隊は、阿部康宏隊長以下、桑折町、国見町の9方部の隊員で構成され、安全で住みよい地域社会をつくるために地域安全活動の中核として献身的に防犯活動を展開しています。
桑折、国見地区は、献上桃などで有名な果樹畑が点在する地区で、例年、その出荷時期には、桃の盗難被害防止に向けて青パトによる自主防犯活動を行っており、本年も7月1日からパトロールが開始され、桑折分庁舎、JA、伊達果実等と連携を図り活動を行っています。
また、地区における祭礼時の警戒やなりすまし詐欺被害防止広報活動、小中学生の登下校時の見守り活動などにも取り組んで、地域の安全に貢献しています。
岩瀬地区防犯連絡所連絡会は、佐藤会長以下28名で構成されていますが、年間を通じて、防犯指導隊、更生保護女性会と連携して青色パトロールカーによる防犯パトロール活動を実施するなど、昼夜を問わない活動により、地域の安全著安心の確保に大きく貢献しています。
また、毎年、地区の小学生の自転車点検を実施しており、自転車が体格に合っているか、ブレーキなどに異常がないか等を確認し、子どもたちを事故から守っています。
伊達市防犯指導隊では、令和元年の台風19号により所有する青パトが被災し、パトロール活動に大きな影響を及ぼしていたことから、この度、県防連所有青パトの貸与を受け、再び、積極的に活動を開始しました。
6月14日には、伊達警察署において「青パトの貸与式」が行われ、伊達警察署の山浦署長から伊達市防犯指導の齋藤史勝隊長にエンジンキー、標章、マグネットシートが交付されました。
その後、齋藤隊長が果樹盗難防止パトロールの出動申告を行い、 パトカーを先頭に青パト2台(梁川支部4名、保原支部4名)がパトロールに出発しましたが、これから名産の桃のシーズンとなることから、隊員等は被害防止に向けて積極的に活動を行うことを誓い合っていました。
いわき東地区防犯協会連合会小名浜支部は、昭和50年10月1日に発足し、現在25名の隊員で構成されています。
夏季や年末の地域イベントにおける各種犯罪被害防止の警戒活動のほか、年間を通じた青色回転灯装備車でのパトロール活動などを行っています。
現在はコロナ禍の中、特に感染症対策に注意を払いながら、金融機関と連携し、年金支給日における「なりすまし詐欺被害防止キャンペーン」を実施しています。
伊達市防犯協会連合会梁川支部は、齋藤史勝支部長を中心に37名の会員が、地域の安全と安心を守るため、日々、伊達警察署と連携して防犯広報活動を推進しています。
町内は、宮城県伊具郡丸森町や白石市に接し、山間丘陵地帯の中央部に市街地が形成され、阿武隈川に沿って国道349号線と阿武隈急行が走る交通の要衝となっています。梁川地区では、あんぽ柿や桃などの果樹産業が盛んで、かつてはメリヤス産業が盛んでした。また、梁川町出身の演歌歌手新田晃也が生まれ育った地域としても有名です。
町内は令和元年10月の19号で塩野川が氾濫し、住宅等の浸水被害が発生して数多くの方々が避難を余儀なくされましたが、幸いにも犠牲者は一人もいませんでした。
この時、梁川支部会員も被災し、支部所有の青パトも浸水して廃車となりましたが、支部員が連携して防犯活動等を推進し、地域の皆様方から感謝の言葉を受けました。
コロナ禍のため、いろいろと活動が制約される状況にありますが、これからも梁川の安全・安心のため、支部員が連携しながら活動に努めたいと思います。
「気をつけて帰るんだよ。」
青パトからの声に嬉しそうに手を振って応える子どもたち。
これは、日和田地区防犯指導隊(渡邊俊幸隊長以下9名)による見守り活動の様子です。
日和田地区防犯指導隊は、平成16年に結成され、現在は10日の地域安全の日に行っている見守り活動が中心です。
青パトで地区内を巡回しながら下校中の子供たちに積極的に声を掛ける活動を継続的に行っており、子どもたちの安全に対する意識の高揚が図られているだけでなく、「自分たちの地域の人に守られている。」といった、安心感にも繋がっています。
また、地域の防犯ボランティアの中核的な存在として、なりすまし詐欺被害防止の広報活動や地元で開催される秋祭りでの見回り活動など、地域の安全・安心の確保にも大きく貢献しています。
猪苗代地区防犯指導隊は、平成6年に結成され、五十嵐篤隊長以下26名(顧問1名を含む。)で組織されています。
「自分たちの地域は自分たちで守る。」という意識のもと、猪苗代地区で開催される祭礼、花火大会等において警察と連携した防犯パトロール、少年補導活動などを行っています。
また、年金支給日におけるなりすまし詐欺被害防止広報、自転車置場やスキー場における盗難防止活動など、地域の安全と安心に大きく貢献しています。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響から隊員が集合しての活動を見合わせ、それぞれの地域で、「ながら見守り活動」を行っています。
令和3年度も新型コロナウイルス対策に留意しながら、可能な地域安全活動を行い、地域の安全と安心に貢献することを誓っています。
いわき中央地区防犯協会連合会では、いわき中央警察署と各地区の防犯協会の方々と連携しながら、なりすまし詐欺被害防止の呼びかけ活動を行っています。
平成元年9月には、四倉公民館において、なりすまし詐欺被害防止モデル地区として指定された四倉町防犯協会に対して指定式を実施しました。
指定式では、警察署員のほか、四倉町防犯協会の方々が参加した中、四倉町防犯協会長に対して啓発活動で使用するなりすまし詐欺被害防止広報用のぼり旗、タペストリーが交付されました。
会長を始めとして、参加した方からは、「この地区からなりすまし詐欺の被害は出さないよう活動をしていきたい。」との積極的な声が聞かれました。
また、令和元年10月には、全国地域安全運動いわき中央地区出動式をいわき市総合体育館において行い、出動式終了後には、近くのスーパー等において、十五町目交番防犯協会の方々と協力しながら、来店客に対して「親父の小言」と題したチラシを配布し、なりすまし詐欺被害防止を呼びかけました。
また、十五丁目交番防犯協会長をはじめ参加した方々は、年金支給日に合わせ、「なりすまし詐欺」被害未然防止キャンペーンとして、東邦銀行いわき営業部において、銀行を利用する高齢者の方々やその家族に対して被害防止を呼びかけながら、チラシやティッシュ等を配布しました。
高齢者の方からは、「最近多いですよね。このチラシを貼って注意したいと思います。」等の反響がありました。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、今までのような活動ができませんでしたが、17地区があるいわき中央地区防犯協会連合会では、それぞれの地区の方々と協力し合い、街のみんなが笑顔で安心して暮らせる街づくりを目指して継続的に活動しています。