- 公益社団法人 福島県防犯協会連合会
会長 菅野 豊
新春を迎えて
新年、明けましておめでとうございます。
年頭にあたり皆様には清々しい新年を迎えられましたことと心からお慶び申し上げます。
皆様には、昨年1年間、当連合会の各種活動にご理解とご協力を賜り、また、自分たちの街は自分たちで守るという意識の下、地域のパトロールや見守り活動などの自主防犯活動にご尽力いただき、誠にありがとうございました。
昨年は、年初から新型コロナウイルスが問題となり、感染拡大に伴い緊急事態宣言が発出されるなど、年末まで1年を通して社会活動等に大きな影響が及んだところであります。
そのような社会情勢において、福島県内の犯罪発生件数は、前年に比べて減少し、平成14年をピークとした減少傾向が継続しているところであります。
しかし、なりすまし詐欺の被害が前年より大幅に増加し、また、新型コロナウイルス対策で導入された特別定額給付金や持続化給付金等に係る犯罪が発生し、さらにSNS等に絡んで子どもが巻き込まれる事件やトラブルが増加するなど、安全で安心な社会の実現には、なお、一層の努力が必要であると感じられます。
福島県防犯協会連合会は、広報紙「防犯しゃくなげ」やホームページによる広報啓発活動、防犯に関する広報啓発資料の作成・配布、防犯活動に功労のあった個人や団体の表彰、地域安全運動県民大会の開催と防犯に関する各種コンクールの実施などの取組みを行っておりますが、昨年は、広報活動の強化策として、新たに「ラジオ広報」を、防犯ボランティアの支援策として青パト用「青色回転灯の貸出事業」を実施しました。
本年も創意工夫しながら、安全で安心して暮らせる社会づくりに向けて、取組みを強化して参りたいと考えております。
2021年は、延期された東京オリンピック、パラリンピックが開催される予定で、本県でも野球・ソフトボール競技が開催されるところであり、なお一層、地域の連帯力を高め、人と人とのつながりが豊かになる福島県になるよう努めてまいりたいと考えております。。
結びに、本年が皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
福島県防犯協会連合会では、少年非行の防止、県民の方の防犯意識の高揚等を目的に、今年も「地域安全カレンダー」(令和3年版)を作成しました。
地域安全カレンダーは、今年の全国地域安全運動に向けて実施した地域安全ポスター、標語、青パト活動写真コンクールの入選作品や、県警OB写真クラブの方の季節の風景・風物詩を捉えた作品(コンクールを実施して選考)が掲載されており、各地区防犯協会等を通じて配付された防犯連絡所・事業所等関係機関において、年間を通じて広報啓発活動に活用されます。
みなさんも、優秀作品の素晴らしい出来映えをご覧になってください。
一般社団法人福島県警備業協会様は、当連合会の賛助会員として県内の安全と安心の確保に向けて連携して活動していただいておりますが、先頃、当連合会に対して、安全と安心の確保に向けて更に充実した活動をして欲しいとの趣旨でご寄附の申出があり、12月14日、郡山市熱海町「ホテル華の湯」において贈呈式が行われました。
贈呈式では、県警備業協会会長前田泰彦様、副会長星亨様から当連合会会長菅野豊に寄附金が贈呈されました。
菅野豊会長から、「ご寄附の趣旨を踏まえ、有効に活用させて頂きます」との感謝の言葉を申し上げるとともに、今後の連携した活動について誓い合いました。
県防連では、防犯ボランティアの支援等に活用させていただくこととしております。
10月11日(日)から始まった本年の全国地域安全運動は、20日(火)終了しました。今年は、新型コロナウイルスが拡大する厳しい情勢にありましたが、各地区防犯協会では、感染防止に工夫をこらしながら工夫した活動を展開しました。
南相馬地区防犯協会では、運動の出動式は見送りましたが、南相馬地区防犯指導隊の防犯パトロールの実施を合図として同運動を開始しました。
県防連から防犯ボランティア活動の支援策として貸出しを受けた青色回転灯や防犯パトロールマグネットシートを活用しながら、車両によるパトロールを行ったほか、3班の徒歩部隊で南相馬市役所を中心に警戒活動を実施しました。
県内各地区防犯協会とも、年金支給日に合わせたなりすまし詐欺防止広報等の各種活動を積極的に展開しました。
公益社団法人福島県防犯協会連合会では、令和2年全国地域安全運動(10月11日~20日)に向けた活動の一環として、本年も、みだしコンクールを実施しました。
先頃、厳正な審査を行い、最優秀賞として
小学生の部は上野悠眞(会津若松市立城南小学校4年)の「安全なぼくの自まんの町」
中学生の部は須田琴菜(須賀川市立第二中学校2年)の「敬礼」
が最優秀となったほか、それぞれの部門で「優秀」3作品、「佳作」6作品が、決定しました。
入賞された皆様、おめでとうございます。
また、多数の応募をいただきありがとうございました。
当ホームページの「活動概要」に「入選者・入選作品題名」及び最優秀作品を掲載しましたのでご覧ください。
長年にわたる献身的な防犯活動が認められ、次の個人・団体の方が、本年度の防犯功労者・功労ボランティア団体として、防犯栄誉金章等を受賞(令和2年9月24日付)しました。
長年の献身的なご貢献に心から感謝とお祝いを申し上げます。
○ 防犯栄誉金章
(警察庁長官・公益財団法人全国防犯協会連合会会長連名表彰)
・ 君島 勝見(浪江地区防犯指導隊隊員)
○ 防犯栄誉銀章
(警察庁長官・公益財団法人全国防犯協会連合会会長連名表彰)
・ 千葉 公兀(会津若松地区防犯指導隊一箕地区隊員)
・ 菅野 豊(郡山北地区防犯協会連合会会長)
○ 防犯功労栄誉銅章
(公益財団法人全国防犯協会連合会会長連名表彰)
・ 緑川 春男(防犯連絡所高野連絡会元顧問)
・ 山崎 敏雄(本宮市防犯協会岩根支部支部長)
・ 荒川 勝洋(相馬市西部地区防犯協会長)
・ 吉田 重利(いわき東地区防犯協会連合会鹿島支部顧問)
・ 飛田 充(田村地区防犯協会連合会理事)
・ 近藤 徹(白河地区防犯指導隊西郷分隊長)
○ 防犯功労ボランティア団体
(公益財団法人全国防犯協会連合会会長連名表彰)
・ 大玉村大山防犯協力会(代表:伊藤一男)
令和2年全国地域安全運動の一環として、10月14日(水)郡山市で開催を予定しておりました福島県民大会は、新型コロナウイルスの感染拡大情勢を踏まえて、開催を中止することとなりました。
安全を確保する上でのやむを得ない判断でありますことをご理解いただきますようお願い申し上げます。
公益財団法人全国防犯協会連合会では、本年の全国地域安全運動(10月11日から10月20まで)に向けて、地域安全ポスター、標語、青パト活動写真を募集していましたが、このたび、入賞作品が発表され、地域安全標語部門(子供と女性の犯罪被害防止)で、桑折町立醸芳中学校3年生の佐藤和歩さんの作品
「灯る道 選んで歩けば 防ぐ道」
が、見事、「佳作」に入選しました。
今後、全国地域安全運動の広報活動等に活用されます。
佐藤和歩さん、おめでとうございました。