県民の方の防犯意識の啓発・高揚を目的として、毎年作製している地域安全カレンダーの令和4年に掲載する写真(県内の風景・風物など)の審査会を、9月2日、福島市の福島市民会館で開催しました。
福島県警OBを会員とする「あぶくまフォトクラブ」のメンバーから応募のあった素晴らしい作品の中から、福島県写真連盟会長鴫原明寿氏の厳正な審査により、各月1枚、計12枚の入選作品を決定しました。
カレンダーは、年末までに完成し、来年一年間、県民の防犯意識の啓発・広報に活用されます。
本郷こまわり隊は、平成16年に旧本郷町で結成されましたが、会津美里町に合併となってからも活動を継続し、現在は西田健隊長以下36名の隊員で組織されています。
同隊は、子どもたちの安全・安心を確保するための自主ボランティア団体ですが、「出来る時に、出来る人がする」という無理のない基本姿勢の下、子どもの見回り活動やパトロール活動、そして、地区の祭礼や各種行事などでは、警察や学校などと連携した防犯活動を行っています。また、年金支給日における金融機関でのなりすまし詐欺被害防止広報活動など、高齢者に対する防犯啓発活動なども実施していま す。
団体発足から15年以上が経過し、本郷こまわり隊の活動する姿は、青いのぼり旗とともに、地区の住民にとって身近な存在となっています。
新型コロナウイルス感染症の影響から活動の回数は減っていますが、隊員それぞれが、「犯罪のない、安全で安心な地域づくりを担う」といった意識を持ち、今後も地域の安全と安心に貢献することを誓っています。
塩川地区万引き防止パトロール隊は、平成26年に、喜多方警察署の指導の下、高齢者の万引き防止を目的に発足しましたが、時間の経過とともに自然と活動が停滞していく組織が多い中、防犯協会塩川支部長等4人が中心となって活発な活動を継続し、先日、地区防犯協会連合会から、防犯功労団体として表彰されました。
令和3年8月25日には、月例活動として、隊員がドラックストア等を巡回し、買い物客や店員に万引き防止を呼びかけました。また、この日は、2学期初日ということもあり、塩川小学校周辺での児童の見守り活動を他の防犯ボランティアと合同で実施しました。
(公財)全国防犯協会連合会(以下「全防連」という。)では、一般財団法人日本宝くじ協会の助成を受けて、防犯パトロール活動に資する青色回転灯装備車(青パト)の配備事業(都道府県防犯協会へ無償譲渡配備)を平成17年から進めていますが、令和2年度事業として全防連から無償譲渡を受けた公益社団法人福島県防犯協会連合会(以下「県防連」という。)では、かねてから配備希望のあった田村地区防犯協会連合会に配備することとし、7月29日(木)田村市役所において引渡式を実施しました。
引渡式では、菅野豊県防連会長から白石高司田村地区防会長(田村市長)に「ゴールデンキー」を手交して引き渡しが行われ、その後、菅野会長から今次青色回転灯装備車配備事業の趣旨を含めて、「青パトの積極的な運用により地域の安全と安心の確保にご尽力願いたい。」との挨拶が行われました。
これに対し、白石高司田村地区防会長(田村市長)からは、今次配備への謝意と「青パトを積極的に活用し、安全で安心な地域社会の実現に努めます。」と決意が述べられ、また、齋藤光次田村警察署長から活動激励の挨拶をいただきました。
今次青パトの配備に関しては、地区から配備に対する感謝の声が寄せられ、今後の活動の成果が期待されます。
長年にわたる献身的な防犯活動が認められ、次の個人・団体の方が、本年(令和3年7月7日付け)の防犯功労者・優良防犯団体として東北管区警察局長及び東北防犯協会連絡協議会長の連名表彰を受賞されました。
長年の献身的なご貢献に心から感謝とお祝いを申し上げます。
防犯功労者(11名) (敬称略)
- 天沼芳美(塙町防犯協会常豊支部長)
- 円谷正美(西袋交番連絡所連絡会会長)
- 秦 照子(桑折地区防犯指導隊国見町指導隊員)
- 菅野一意(川俣地区防犯協会連合会副会長)
- 関根秀樹(白河地区防犯指導隊東分隊分隊長)
- 谷津圭一(南相馬地区防犯指導隊原町南部隊長)
- 志賀政行(相馬地区防犯指導隊中部分隊長)
- 小野民子(いわき東地区防犯協会連合会小名浜支部長)
- 佐藤 廣(緑ヶ丘地区防犯協議会会長)
- 佐藤武夫(福島地区防犯指導隊吾妻西分隊副分隊長)
- 椿 芳侑(喜多方地区防犯協会駒形支部副支部長)
優良防犯団体(3団体) (敬称略)
- 桑折町防犯協会睦合支部
- 本郷こまわり隊
- 四倉町防犯協会
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優良防犯団体 本郷こまわり隊
桑折地区防犯指導隊は、阿部康宏隊長以下、桑折町、国見町の9方部の隊員で構成され、安全で住みよい地域社会をつくるために地域安全活動の中核として献身的に防犯活動を展開しています。
桑折、国見地区は、献上桃などで有名な果樹畑が点在する地区で、例年、その出荷時期には、桃の盗難被害防止に向けて青パトによる自主防犯活動を行っており、本年も7月1日からパトロールが開始され、桑折分庁舎、JA、伊達果実等と連携を図り活動を行っています。
また、地区における祭礼時の警戒やなりすまし詐欺被害防止広報活動、小中学生の登下校時の見守り活動などにも取り組んで、地域の安全に貢献しています。
岩瀬地区防犯連絡所連絡会は、佐藤会長以下28名で構成されていますが、年間を通じて、防犯指導隊、更生保護女性会と連携して青色パトロールカーによる防犯パトロール活動を実施するなど、昼夜を問わない活動により、地域の安全著安心の確保に大きく貢献しています。
また、毎年、地区の小学生の自転車点検を実施しており、自転車が体格に合っているか、ブレーキなどに異常がないか等を確認し、子どもたちを事故から守っています。